【大家歴10年の大家さん】30代再婚夫婦の家賃滞納、そして再婚夫の逮捕劇

私は45歳の専業主婦ですが、姑が所有するアパートに格安の家賃で住まわせてもらっています。築20年のアパートですが、駅から徒歩5分でファミリー向けの部屋が4つ入った物件です。姑の体験談ですが、私たち夫婦の上に住んでいた入居者なので私も関係者です。

【30代再婚夫婦の入居】

問題の30代再婚夫婦は不動産会社の仲介で入りましたが。保証人は奥さんの実母でした。奥さんには連れ子の3歳くらいの息子がいて、旦那さんは某音楽グループの３代目みたいな服装で、金髪に近い髪型でした。
なにか柄が悪そうな雰囲気でしたが、入居者不足で悩んでいた姑は入居を快諾してしまったのです。

【入居1ヶ月後夫婦喧嘩勃発そして滞納】

最初は再婚夫婦は普通でしたが、入居して一カ月後には「誰のおかげで生活してると思ってんだ」といったどなり声と子供の泣き声が聞こえるようになりますた。そして二カ月後には家賃が振り込まれなくなり、姑は最初は仲介した不動産会社を通して家賃を払うようにお願いしていました。
しかし夫婦が電話にでないのか連絡がつかず、やむえず奥さんの実家に電話をして奥さんの実母に家賃滞納の事実をつげました。すると、すぐに奥さんから連絡が入り「これからは家賃をきちんと払うので、実家にだけは連絡しないでください」と懇願されました。

【旦那さんに覚醒剤所持容疑】

そして入居して四カ月がたった時、私は大家である姑さんから隣の義実家に呼び出されました。私たちの上に住んでいる再婚夫婦の旦那さんに覚醒剤所持の容疑がかかっていると警察が義実家に来たそうです。
そんなことは警察24時みたいなTV番組だけの世界だと思っていたので姑も私も驚きました。再婚夫婦の奥さんが警察に協力し、容疑者の再婚夫が帰宅する時間が分かり次第警察に連絡する形がとられました。
ほかの入居者は容疑者が逃走した際に侵入されないように施錠するように指導されました。その日からアパート前の駐車場には覆面パトカーらしき車がとまり格闘家のような警察官が張りこみ逮捕の瞬間を待っていました。

【三日後まさかの逮捕劇】

三日後、深夜に帰宅した容疑者の再婚夫はアパート前で拘束され、逮捕状を読み上げられ、逮捕されました。まさか覚醒剤所持した犯罪者が入居してくるなんて、姑も予想外でした。再婚夫が逮捕されるまで平常心で暮らすしかなく、ほかの住民にも気を使って大家の姑もかなり疲れていました。
もし家賃滞納の催促を直接夫婦にしていたら、どんな対応が待っていたと思うと冷や汗がでる話です。住民トラブルには大家が直接かかわるものではないと心から思いました。