【大家歴10年の大家さん】入居時と条件が違う
【大家歴10年の大家さん】入居時と条件が違う
私は35歳の主婦です。これは私の知り合いの大家さんの話なのですが、当時彼女は大家歴10年ほどで、アパートの3部屋を借家として購入し、人に貸していました。
かなり築年数の古いアパートの一室で、6畳間から短い廊下があり玄関、横には小さい台所とコンロある簡易的なお部屋でした。私もそのアパートを絵を描く制作部屋として借りていました。一部屋は50代独身の介護士をしている女性が借りており、もう一部屋は、30代のシングルマザーの人が住んでいました。
彼女は賃貸契約を結んだ当初は離婚直後で、5歳の男のをパートで働きながら支えており、保証人は彼女のお父さんだったそうです。
【シングルマザーの部屋に突如男性+子供2人】
しばらくは普通に生活していましたが、ある時気が付くと、シングルマザーの人の部屋に男性が入っていき、男の子1人だった子供も3人に増えていました。男性は定職についているのかいないのか、平日昼間でも見かけることが多かったです。
正直6畳一間に住めるような人数ではないと思うのですが、どうやら一緒に住まわれているような感じでした。だとすると、この家庭を支えるのはシングルマザーの女性のパート代と、ある程度行政から出る補助金だけだと考えられます。
【大型連休になると家賃が滞る】
始めこそ支払い期限内に家賃が振り込まれていましたが、例えば5月、8月など、ゴールデンウイークや長期の休みがある月は子供がいるため出費がかさむのか、あからさまに家賃の振り込みが滞るようになりました。
厳しい家庭の状況は理解できるのですが、大家さんも商売です。私情や情けでルールを無しにして例外を認めてしまっては済し崩し的に事態が悪化することが目に見えています。
【保証人への督促そして、また滞納】
3度目の正直と言いますが、三度目に家賃の支払いが大幅に遅れた時に、保証人である彼女の父親に催促の電話をかけ、最近の家賃の支払い状況を伝えた上で、これからまた遅れるようであれば、退居もやむ負えないという旨を伝えたそうです。
お父さんはひたすら謝り、娘さんに伝えたようで、また暫くはきちんと期日内に振り込まれるようになったそうです。しかししばらくするとまた1ヶ月分の家賃が振り込まれていませんでした。やはり長期の休みがある時期です。
【経済的不安のある入居者は、注意が必要】
大家さんは現在60代で、年金だけでは心もとなく、家賃収入も生活を支えています。それが不安定になっては困るので、自分の住む家の代金は遊びや生活費に使う前に振り込むのが常識だと感じました。
次に入居者が変わられることがあれば、なにか訳あり、または経済的に不安がある人の場合は特に注意が必要だとおっしゃっていました。