サラリーマンの為の0から始める不動産投資構築術

3年半で資産規模10億円を作り上げた不動産投資構築術をお伝えします

30歳、無職の入居者には十分に注意を!

【30才無職の入居者トラブル】

私は49歳、男性、会社員です。両親から相続した土地にワンルームのアパートを建て、家賃収入を得て生活費の足しにしていました。このアパートを建てて大家家業をしてもうかれこれ20年になります。そんな私のアパートに一人の困った住人が一人いるのです。
私のアパートは以前、自動車工場、自動車会社の事業所が近くにあり、そこの社員がたくさん入居してくれていたのですが、最近はその自動車会社も事業を縮小する傾向にあり、入居者はどんどん減っていってしまい、空室さえ出てくるようになったのです。

【30才無職の男性の入居者】

そんな時、管理を依頼している不動産会社に一人の入居希望者が来ました。不動産会社によるとその方は30歳半ば、無職、男性とのことです。
無職とのことで家賃滞納が心配になりましたが、両親がしっかりとした方(なんでも一部上場企業の役員だとか)で家賃滞納は心配ないという話のため、私は入居を認めたのです。最初の頃は特に問題もありませんでした。
私のアパートは自宅近くにあり、私もたまにアパートを清掃するために訪れたりしていましたが、30歳、ニートの入居人に顔を合わせると私に対しても笑顔で会釈をしてきます。そんな感じでしたので、私はしばらくは安心していました。

【30才無職の男性の数々のトラブル他の住人の退去】

けれどしばらくすると問題が出始めたのです。30歳、ニートの入居人は夜になると大音量でテレビや音楽を聞いたりするので他の入居人はもちろんアパート周辺の住民からも苦情が出るようになりました。
最初の頃は管理をお願いしている不動産会社にそのクレームは行っていたのですが、そのうちすぐ近くに済む大大家の私の所にも近隣の人からクレームが来るようになったのです。
また、ゴミの収集日以外にもゴミを捨てたり、彼が乗るバイクを歩道の真ん中に放置したりなど、日に日にその問題行為がたくさん出てくるようになりました。私は管理をしている不動産業者と一緒に30歳のニート入居者に注意をしていましたが、なかなかまともに話しを聞いてくれません。
それから、アパートの他の住人が、そのニート住人の問題行為を原因として退去することになってしまったのです。そんな評判が広がったのか、空室になった部屋には新しい入居人は決まりませんでした。

【弁護士に依頼・息子の退去最後に借上げの約束】

私のアパートでは他の住人や近隣に迷惑をかける場合には退去を求めることがあり得るという条文を賃貸借契約に織り込んでいました。そのため、私は不動産会社を通して弁護士に最終勧告を依頼しました。
その勧告は30歳、ニート住人に対してだけでなくその両親に向けても同じものを発送したのです。するとその両親は私と不動産会社の所に来て彼の行いについて謝罪をしてくれました。そして息子を即退去させるというのです。
けれども一方で彼の行いのせいで退去してしまった住人もおり私の家賃収入はかなり減少していました。そのことを訴えると両親は彼の会社で空室を社宅として借り上げると約束してくれたのです。
30歳、ニートの住人には大家として本当に振り回されてしまいましたが、一方でその親御さんがしっかりしていた方だったので、結果的には私は補償を得ることが出来、とても満足しています。